和顔愛語とは?

心あたたまる一言~和顔愛語~

土曜日 6月 26, 2010

和顔愛語とは、和顔悦色施と言辞施を組み合わせた言葉。和顔悦色施とは、優しい微笑みを湛えた笑顔で人に接すること。言辞施とは、優しい言葉をかけるよう努めること。これらは、よい行いだから実行しなさいと、お釈迦さまが教えられている無財の七施にあげられているものです。今日はその言辞施について、お話しましょう。

口から出る一言、それが相手に優しさや喜び、元気と勇気を与えることもあれば、反対に悲しみや不快感を与え、やる気をそぐようなこともあります。ある日のこと、決して手間隙かけたものではなかったけれど、忙しい時間をさいて調理して、夕飯を振舞ったことがありました。その方は並べられたお皿を見るや、「わぁ!! おいしそう!」。一口お味噌汁を飲んで、「お味噌汁、おいしい!」、煮物を口にふくんで、「これもいい味!」と言ってくださったのです。お世辞だったのかもしれませんが、喜びを表現してくれ、「作ってよかった」と正直そう思いました。別の人に振舞ったこともありますが、ある人は、だまーって、何の感想もない。おいしいのか、まずかったのか、塩加減はどうだったのか分からず、寂しく感じたこともありました。

人間の口というのは難しいものです。口数が多いとうるさがられ、「あなたはいつも一言多い」となる。その一言が、人を傷つけることもあります。反対に、寡黙になって、言うべきことも言わなくなってしまうと、関係がギクシャクしてしまう。適切な言葉を、適切なTPOで発することができたら、どんなに人間関係が円滑に回ることでしょう。何か言葉を発するならば、相手が幸せになる言葉、心あたたまる言葉(和顔愛語)を使いたいですね。

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